『豆つぶころころ』
あらすじ:
お婆さんが路を歩いていると、一粒の豆を拾う。それを川で洗うと、たちまち大きな団子になる。それを食べると、お腹の中に赤ちゃんができて、お爺さんとお婆さんは大喜びする。ところが、そのお腹の赤ちゃんは大きくなりすぎて出てこれず、お爺さんがお腹をさすると、なんと頭や手足がポコッと生えてくる。
困ったお爺さんは赤ん坊を庭に捨てに行くが、赤ん坊は不思議と豆サイズに小さくなってころころと転げ出す。赤ん坊は山中に逃げて行き、そこで鬼と出会う。鬼は赤ちゃんに「俺を助けてくれたら、頭上の金の皿やる」と言う。赤ちゃんは鬼の目から飛び込んだ矢を自分の頭で受けて助ける。
鬼は約束通り金の皿を与えるが、赤ちゃんは「俺はお爺さんとお婆さんの子だ」と言って山を下る。すると、金の皿は大きな屋敷にかわり、お爺さんとお婆さんは幸せに暮らす。
登場人物:
- お爺さん
- お婆さん
- お腹の赤ちゃん
- 鬼
サブテーマ:
- 親子の絆
- 恩返し
- 知恵と勇気
作中で登場する有名なことわざ・慣用句:
- 「豆つぶころころ」
- 「いくつになっても親の心は子知らず」
『豆つぶころころ』の原典:
『豆つぶころころ』は、日本に伝わる民話の一つです。その原典は古く、シルクロードを通じて中国から伝わったと言われています。
現代でのアレンジ:
『豆つぶころころ』は、まんが日本昔ばなし以外にも、絵本やアニメなどさまざまな形で親しまれています。また、現代のストーリーにアレンジされた作品も多く作られています。